2020年06月05日

韓国ドラマ鑑賞〜椿の花咲く頃

donbaek10.jpg

新型コロナウイルスのための自粛期間。
最初のうちは料理に凝ったり、片付けをしたりしていたのですが、
一通り済ませていよいよヒマになったわたしが何をしていたかというと…映画やドラマ三昧!
いろんな国やジャンルの作品を見ているのですが、
やっぱり韓国作品が気になり、映画もドラマもいろいろ見ています。
本当は3月にソウルに行くはずだったけど流れてしまったので、気分だけでも!

Netflixで話題の「梨泰院クラス」→「愛の不時着」と来て、次に見たのが「椿の花咲く頃(동백꽃 필 무렵/トンベッコッ ピル ムリョプ)」。
「梨泰院クラス」も「愛の不時着」もすっごく面白かったけど、わたしは「椿の花咲く頃」が一番好きでした。
韓国で2019年9月18日〜11月21日に放送されていたドラマです。
↑のポスター(右)のコン・ヒョジン、かわいい〜。

1話1時間強、全20話なのですが、2周したほど。
韓国ドラマ、特にロマンティックコメディのステレオタイプに当てはまらない作品だと思います。
というか、この作品はロマコメなのかな?
いわゆるな韓国ドラマも好きなんですけどね、でもこの作品はちょっと違っていました。

donbaek7.jpg

シングルマザーのドンベク(コン・ヒョジン ※ドンベクは椿という意味)は、縁もゆかりもない港町オンサンにスナック(日本のスナックとは違い、居酒屋っぽい)「カメリア」をオープン。
未婚の母であり、町の男たちを魅了する美しさをもつドンベクは、田舎町でちょっと目立つ存在。
周囲にいるおばちゃんたちは疎ましく感じ、イジワルしてみたり。
そのせいか、いつもどこか自信なさげでうつむき加減のドンベク。
ある日出会った地元出身の警官ヨンシク(カン・ハヌル)はひと目で彼女に恋をする。
猪突猛進に愛を表現するヨンシクのまっすぐな気持ちにドンベクも心を引かれていき…。

ここまで書くと、心温まるラブストーリーっぽいのですが、
そこに絡んでくるのが、町を揺るがす未解決の連続殺人事件。
その殺人犯の唯一の目撃者がドンベクであり、彼女がターゲットになる。
というサスペンスドラマでもあるのです。

そして、もう一つの大きなテーマが親子愛。
ドンベクと息子、ドンベクと母、ヨンシクと母など、
親が子を思う気持ち、そして子が親を思う気持ちが痛いほど描かれています。

さらにマイノリティの苦悩、SNS事情、ご近所愛、家族愛、貧困などさまざまなテーマが織り込まれているにも関わらず、どれも観る人にしっかりと印象を残したり、疑問を投げかけているのがすごいところ。
これは長い時間をかけて語られるドラマだからこそできる事かもしれませんね。

donbaek8.jpg

主役のコン・ヒョジンさんは「パスタ」(2010年)以来、大好きな女優さんです。
以前見た「主君の太陽」(2013年)もそうでしたが、序盤は曇った表情が多いけれど
話が進むにつれヨンシクの愛に包まれ、明るい笑顔が増えていく姿は魅力たっぷり。
そういった心の変化を派手な演技ではなく、自然に表せる女優さんだと思います。
いちばん心を動かされたのは、母親とサムギョプサルを食べに行くシーン。涙なしには見られません。
そしてドンベクって名前は韓国で一般的なのかな〜とか、
椿の花って韓国の人たちにとってどんな存在なんだろうとか考えたり。
名前がキャラクターに関係していそうですよね。

donbaek5.jpg

なんと言ってもコンヒョジンさんは笑顔が最高です。

donbaek9.jpg

相手役はカン・ハヌルさん。いい人そう。実際、とてもいい人と評判のようです。
ドンベクを一心に愛し、身を投げ打って守り抜くヒーロー的な面に加え、自身の正義もきっちり表現されていてキャラクターに厚みがあり、“都合のいいの年下彼氏“にならないところがよかった。
決してスマートではなくむしろダサめだけど、愛に溢れる人物でした。
このドラマのコメディ部分も大いに担っていたと思います。
方言で話す役だったそうなのですが、韓国語がわからないわたしは気づかず。
そういうディテールもキャラクターを際立たせていたんでしょうね。
スイートなシーンもいいのですが、個人的には、感情的に別れを切り出すドンベクをつっぱねるシーンが、ヨンシクの心の葛藤が伝わってきてすごく印象的でした。

donbaek3.jpg

そして、脇を固める面々も素晴らしかった。
ほかの作品で見たことある!っていう人が多かったです。
書き出したらきりがないけれど、印象に残ったのはノ・ギュテの奥さん、弁護士のホン・ジャヨン(ヨム・ヘラン)。
ヨム・ヘランさん、「トッケビ」でウンタクの叔母さん役をしていた方です。
ドラマに映画に大活躍されているようですね。
序盤で今回も悪役か?と思っていたら、クセはあるけど筋を通すイカした女性の役でなんだかうれしくなりました。

donbaek11.jpg

ドンベクの息子、ピルグ役のキム・ガンフン君!
くりくりの目がかわいくて、泣きの演技もとても上手。
ヨンシクに後ろから抱えあげられるシーン、かわいかったな〜。
ピルグよ、まっすぐに育って〜と願わずにはいられませんでした。

donbaek2.jpg

「愛の不時着」の人民班長役キム・ソニョンさんは町のおばちゃんズの一員としていい味だしてました。
メイクやファッションにくぎ付け。

ノ・ギュテ(オ・ジョンセ)もヒャンミ(ソン・ダムビ)も哀愁があって良かった〜。

donbaek4.jpg

主なロケ地は、浦項(ポハン)市にある九龍浦(クリョンポ)という地域。
日本統治時代に香川の人たちを中心に日本人が移住していた漁村で、
その時の住居などが壊されることなく残っている場所なのだそうです。
今では「九龍浦日本人家屋通り」として歴史教育の場や観光地となっているのだそう。

donbaek1.jpg

なんとなく懐かしい街並みだと感じるのは、そういう理由があるんですね。
印象的な海辺の風景がたくさん出てきます。

財閥の人々や、どうしようもなくイヤなやつはいない。
誰も記憶喪失にならないし、事故で死んだりしない(事故のシーンはあったか…)。
自信たっぷりで強気なヒロインも、何をしてもかっこよく決まるヒーローも不在。
どこにでもいそうな普通の人たちを描きながら深く心に残る韓国ドラマでした。

あ、韓国ドラマ好きの人にはうれしいちょっとしたギミックがあるのも面白かったです。
ドンベクはコン・ユ、ヨンシクはイム・スジョンがタイプ ♡

はー、これでも抑えたつもりだけど、長くなった〜。
気になっている方、見て損はないと思います!

この記事を書いていたら“韓国のゴールデングローブ賞”といわれる「百想芸術大賞」の
TV部門大賞に「椿の花咲く頃」が選ばれたというニュースが!
なんだかわたしまで嬉しい!見る人が増えるかな。おめでとうございます♪







posted by mona at 20:08 | Comment(0) | 旅の準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。